2007年冬

11/7 心のために弾くピアノ
11/26 レコードの発表会
11/26 美しく青きドナウ
12/10 プラス思考
12/16 昼食会
12/18 シクラメンの季節
12/18 ピアノグッズ
12/21 ピアノグッズU
12/23 プロと素人
12/25 お友達の本
12/26 ゼミの忘年会
12/26 ナンバ式「手指マッサージ」
12/26 駅伝イヤッ
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易しくアレンジされたものですがショパンの「ノクターン」を練習している生徒さんの言葉。
母の危篤だの何だので、慌しくバタバタ過ごしていました。
でも家に帰って、この曲を練習をしていると、こう思えてくるんです。
ああ、自分にまだ、こんな優しい気持ちが残っていたんだ・・・
「資格のため」「賞をとるため」に練習するピアノだったら、絶対そうは感じないはず。
ガサガサになった心を、優しい心に戻してくれるピアノ、
自分の心のために弾くピアノ、
シニアのピアノって、やはりいいですね。
85歳の生徒さん:「よく会社の帰りに、レコードの発表会を聴きにいきました。」
私:「え?生演奏の発表会ではなく、レコードをわざわざ聴きに行くのですか?」
85歳の生徒さん:「そうです。新しいレコードが出ると、その発表会が開かれ、
会場のみんなが、それを静かに聴くんです。戦前の話です。」
そうなんだぁ。。。。
そんな時代から、徐々に演奏家も増え、生演奏が普通に聴けるようになったのですね。
その頃の「生演奏なら何でもよい。」
と飛びついた時代を経て、今は、
「“この曲”でないと聴きたくない。」
「“この演奏家”でないと行きたくない。」
という風に変わってきました。
事実、生の演奏会(しかも海外の名ピアニスト)でも、ガラガラのことも…。
一般市民も、徐々に音楽の好みが出てきたのかもしれませんが、
レコードを聴きにいった時代も、それはそれで何か温かいものを感じます。
次回の「60歳からホームコンサート」は、1月です。
毎年1月にテレビなどで、ヨハン・シュトラウス作曲の「美しく青きドナウ」が流れますね。
小沢征爾が指揮をしているニューイヤーコンサート、
素敵なドレスの女性とタキシードの男性が、優雅にウインナワルツを踊っている映像…。
さてさて、何人かのシニア生徒さんも、1月ホームコンサートに向けてこの曲を練習中です。
この曲のオルゴールがあったので、彼らの帰り際に流すことに…。
皆さん、このメロディーに合わせて優雅に帰られます。♪(^-^)/^^^^
今日お会いした就職活動中の芸大生、
一般企業(メディア)を目指しているそうで、こうおっしゃっていました。
「変わった道を歩んできた人にしか解からない事、そういう視点の人にしか見えないこと、
って絶対あると思うんです。
だから私、それをウリにするんです。」
たいていの音大生は、
「常識に欠けていて気もつかないから、一般企業は無理。」と考えるものですが…。
そんなプラス思考の彼女を、きっと企業は採用したくなることでしょう。
おばあちゃん(89歳)がお世話になっている施設で、家族と一緒に昼食をとる会がありました。
夫と参加したところ、おばあちゃんはとても楽しそうでした。
スタッフは大変と思いますが、こんな機会を作って頂いて本当に感謝です。
学校が一段落して時間が出来たら一度、
シニア生徒さんの有志を募って、音楽ボランティアをさせて頂こうかしら・・・。


12月になると、シクラメンが綺麗ですね。
華やかなのも、清楚なのもみんな好き。
沢山の蕾がふくらんで美しく花開き…今年もパワーを分けてもらえそう。
見て!音符の絵のバッグ。
この中に楽譜を入れて持ってくるのは、60代男性の生徒さんですが、
奥様が東京で見つけて、買ってきてくださったそうです。
バッグから、ご夫婦が奏でる愛のハーモニーが聴こえてくるようです。
先生だって負けていません。見て!
学校の近くのお店で見つけて、衝動買いしてしまったピアノ植木鉢。
私にはちょっと高価な買物でしたが、エイヤーッと思い切って買いました。
今日は朝から大忙し。おでん作りに、お掃除、天ぷら、おうどん・・・
おばあちゃんを家に連れてきてみようと、施設から外出許可を頂いたのです。
車で連れてきたものの、全く歩けなくなってしまったので、
7段位の階段を、夫がおぶって部屋まで…。
おばあちゃんは、「楽しいねえ(^-^)」と嬉しそうで、
昼食も「おいしい、おいしい(^-^)」と全部食べて下さいました。
3時位で、「もう施設に行く」と言い出しました。
施設で軽々とやってもらうプロの介護と、家族が力づくで「ヒー」っとやる素人の介護とは、
やられる方も違うのかもしれません。
おやつを食べ、クリスマスプレゼントを渡して、
また「おんぶ」して車まで行き、施設に送っていきました。
とても疲れたけれど、でも喜んでもらえてよかったです。
介護は素人でしたが、ピアノ指導では「さすがプロ!」といわれる仕事をしたいです。
某音楽誌の編集長さんが、お気に入りの先生6名位を昼食に招待し、
そのお喋りの中から面白いトピックをみつけ、原稿執筆の依頼をする。
という会に毎月呼んで頂いていたことがあります。
その時ご一緒だった先生仲間のMさんが、本を書かれ送ってくださいました。
彼女のもCD付きで、発行もほぼ同時期とは、なんという偶然。
まだ読んでいないのですが、このような本です。
(森岡葉著・ショパン)
「望郷のマズルカ 激動の中国現代史を生きたピアニスト フー・フォン」
今日は、所属しているM研究室の教授・ゼミ生・先輩方・研究生などで夕食。
中国からの留学生のお二人、ようこそ。
まだ日本語が得意ではないのですが、中学までピアノを習っていたそうで、
「どんな曲を弾きましたか?」と質問すると、メロディーを歌ってくれて、
「エリーゼのために」と判明。
音楽って、万国共通語。世界中の人とコミュニケーションできるところがいいですね。
博士号を取得されたN先輩、おめでとうございます。
足元にも及ばないけれど、私も一歩でも近づけるよう頑張ろうという気になってきます。
修了生、現役生、社会人、留学生、20代から50代までみんな仲良くなってしまう
このゼミの雰囲気、好きです(^-^)
2007年12月26日(水) ナンバ式「手指のマッサージ」 |
60代のSさんは、楽器も新規購入され、指を鍛えようと「指の腕立て伏せ」をなさったほど熱心な生徒さん。
今日、Sさんが本をコピーして持ってきて下さった資料に書かれていたことです。
「手指を使うピアニストには長生きする人が多い」
「ボケる確立も低い」
「手指の動きは脳神経と深く関わっており、指をたくさん使うことにより脳の発達が活発になる」
それから、「指は手首から分岐している」ことや、「手が開くマッサージ」などが書かれていました。
手が広く開けば、例えば1オクターブ以上を弾くときに有利です。
生徒さんから教わることも多いですね。
わが家の玄関前の道路が、つくば女子駅伝のコース。
家の中から観戦できてラッキー(^-^)v と、喜んでいたのですが、大変なことに…。
わが家の駐車場は2台しか停められないので、隣の空き地を借りています。
でも、少々入りづらい場所なので、近くの一方通行道路に停める人も。
(両方向通行だった道路を、住民の署名で一方通行にしたので、
道路の片側がガラガラ空いていて、停めている人も多いのです。)
今までそこに停めて捕まった人もいないので、生徒さんに、「そこなら大丈夫」と言っていました。
それが、女子大学駅伝コースになった途端、取締りが厳しくなり、生徒さん二人が罰金を払うことに。
私に「大丈夫」と言われて停めたのだから、私のせい。
ああ、次回、お二人の違反金をお払いさせて頂こう。。。
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